2025.03.04
大阪府公立中学校における学校給食実施 2028年度には全域へ拡大の見通し
大阪府内の公立中学校における学校給食の実施状況は、2025年度以降、現在弁当持参との選択制を採用している9市が、全児童生徒へ学校給食を提供する方式へ相次ぎ移行する予定で、2028年度には全員へ学校給食を提供する市町村数が大阪府内で43と拡大する見通しです。
大阪府は、高度経済成長期の人口急増で校舎などの建設に追われ、学校給食の調理施設の整備に十分手が回らなかったことなどから、学校給食の導入が遅かった。
文部科学省の調査によると、大阪府内の公立中学校の給食実施校の割合は、2010年に18%と都道府県で最も低かったが、保護者からの強い要望を受け、大阪府が市町村の施設整備を支援したことをきっかけに実施率が上昇し、2022年度には選択制を含めた学校給食の実施が、全市町村に広がった。
2025年1月14日から茨木市で全員への学校給食の提供が始まり、2025年6月に堺市、2025年9月に羽曳野市、2026年9月に富田林市・守口市、2027年1月に河内長野市・摂津市、2028年度には吹田市・枚方市と予定されています。